Google無きインターネット社会の未来はどうなるのか
中国政府がGoogleから検閲の解除を求められたことに対して拒否の姿勢を取っています。
それを受けたGoogleは、中国市場から撤退も辞さないという憶測も飛んでおり、実際に、Googleの幹部はそのように示唆していますよね。
中国では、百度(バイドゥ)が検索エンジンのマーケットの過半数を占めるほどのシェアを握っています。
このままGoogleは撤退へ向かうのでしょうか。
Googleは世界規模で検索サービスを展開している企業なのは既に知れ渡っているところですが、同時に、ネット社会の中枢を担う企業でもあります。
日本では「郷に入っては郷に従え」という格言がありますが、米国にはありませんので、Googleはビジネス上の合理性に基づいた発表だったのかもしれません。
事業の撤退というのは、言葉では簡単に言えますが、実際には非常に大きな決断を迫られ、撤退による企業イメージの下落、従業員へのフォローの他、取引業者にも波及することで、容易ではないことがわかります。
最もリスクなのは、事業のために投資してきた資金と時間がムダになる可能性を秘めており、コストの回収のメドが立たずに財務に負担が生じることです。