ウェブサイトを作る前に設計図を描いて概念を視覚化する

ウェブサイトの制作の前段階の作業に、設計図を描くという作業を入れると、概念が視覚化されて作業に必要なこともリストアップすると、それ自体が作業指示書となります。

製造業では作業指示書なる書類を生産状況に応じて製造担当部署が作成するのですが、これがあるのと無いのとでは、作業の進捗状況だけでなく、何がどれだけ作る予定なのかという日々のゴールがわからないために、作業効率に影響してくるのです。

作業指示書は、生産計画から繋がってくるものなので、ウェブサイトも同様の手続きを踏めば、当初の制作計画が達成されるという仕組みを採用すると効率的ですよね。

ただ、ウェブサイトの制作は、極端な話、ひとりでも可能なわけです。
大抵の製作現場はSOHOだったりするわけで、ホームページ制作会社に制作依頼しても、担当者がひとりで全てやるという現場が多いようですので、そんな書類は必要ないと言われるかもしれません。

しかし、ウェブサイトは制作物ですから、ウェブサイトのデザインは設計を意味します。
画像の加工やフラッシュの制作がデザインではありません。
ユーザビリティを考慮したテキストリンクやグローバルナビゲーションの設置、パンくずリストのホジション決めその他内部SEOを考慮したリンク構造を考えることが設計です。