無料提供にはそれなりの理由と戦略が隠されている
無料ツール、無料レポート、無料相談、無料診断、無料コンサルティングなど、無料のオンパレードです。
無料という言葉さえ使えば、お客さんが寄ってくると思っているのは間違いです。
「無料」については、無料の対象となっているモノに関心があるか無いかで、無料そのものの価値も変わってきます。
無料の使い方を間違えば、利益を圧迫するだけで何もメリットは生まれませんし、採算が取れる無料戦略を設計する必要があります。
知らないものや必要と感じないものを無料にしても、無料以上の価値は生まれません。
逆に、パソコンが無料だったらどうでしょう。
無料以上の価値を感じる人が大多数だと思います。
パソコンが無料になるためには、インターネット回線の契約が条件というプロモーションキャンペーンでよく見かけますが、インターネット回線の販売利益でパソコン代も回収できるという算段の元に展開しているはずです。
ただし、キャンペーンは永遠ではありません。
数に限りがあります、となっていることがほとんどでしょう。
この一定数のキャンペーンにかかったコスト以上にインターネット回線の販売利益が出て初めて、パソコン無料の戦略が成功となるわけです。
パソコン無料が戦術になってしまうのは間違いです。
価値のある無料を使って利益を上げる設計が必要です。